Brain Damage

狂人は草原にいる
狂人は草原にいる
ゲームとヒナギクの鎖と笑いを思い出しながら
狂人達は小路に留まっている

狂人はホールにいる
狂人達は僕のホールにいる
新聞に載った顔写真が床に折れ曲がって放置されている
毎日、新聞配達の少年がその上に新聞を持ってくる
ダムが決壊して何年分もの水が一瞬のうちに流れてしまえば
丘の上に空間がないのなら
君もまた、暗い不吉な予感で自分の頭が爆発してしまうのなら

僕は月の裏側にいる君を見ることだろう

狂人は僕の頭の中にいる
狂人は僕の頭の中にいる

君はカミソリを手に持ち、僕が正気になるまで
僕を形づくっていく

君はドアの鍵を締めて、キーを捨てる
僕の頭の中には誰かいるけど、それは僕じゃない

雲が突然広がって、耳の中で雷鳴が鳴り響くなら
君が叫ぶだろうけど、誰も聞くものはいないだろう

君がいるバンドが不協和音を鳴らし始めるとき
僕は君を月の裏側でみることになる