echoes

pink floyd のアルバム「Meddle(邦題:おせっかい)」のB面を占める作品「echoes」の歌詞を和訳しました。


頭上高く空の一角にとどまるあほう鳥
その真下の奥深くではサンゴの迷路で波が渦巻く
はるか遠くの潮からこだまするエコーは砂を通して揺らいでいる
すべては緑色に染まり、海の底

なに者も陸上にそれらを見せてはくれない
それがどこなのか、なぜなのか知る者もいない
何かが動き、何が試す
そして光に向かって登りはじめる

よそ者が町を通り過ぎるとき
偶然目と目が会って
僕は君で、僕が見たものは僕なんだ

手をとって君を連れて行く
陸を通って君を導く
そうしたら僕ができる最良なものを教えてくれ

進むように呼ぶ者はいない
視界を遮る者もいない
話す者も試す者もいない
太陽の周りを飛ぶ者もいない

晴れ渡る日が続いて不意に僕は目が覚めた
誘惑にかられ、思わず起き上がる
壁の窓を通して
日光の羽を羽ばたかせながら絶え間なく流れ来る
輝く何百もの朝の大使達

誰も僕に子守唄は歌わない
誰も僕の目を閉じさせはしない

そして僕は窓いっぱいを突き破って
空に向かって君を呼ぶのだ