クラシック音楽の魅力

私はクラシック音楽に子供の頃から慣れ親しんできた。この年(42歳)になって最近よく聴くのがモーツアルトの最後の交響曲41番「ジュピター」とシューマンのピアノ協奏曲である。これらの曲を始めて聴いたのは10代後半ぐらいだっただろうか。最初はあまり良さがわからなかったのだが、モーツアルトの天才ぶりがほんの少しだがこの曲から垣間見ることができるようになった。シューマンのピアノ協奏曲は何かもの悲しいげだが、年のせいなのかなんともいえない哀愁を感じてしまう。ジュピターで特に好きなのは第4楽章のフィナーレの部分。モーツアルトの最後の最後のメッセージを感じてしまうのだ。なんだかこのままずっと曲が続いてほしいと思ってしまう。私はこの曲に出会えた感動を聞くたびに感じてしまうのだ。人生においておおきな宝物を頂いているような気分になる。百万の富に匹敵するような。クラシックは繰り返し聴けば聴くほどそのよさがわかってくるようなところがあるのではないだろうか。時代を超えてこれだけ多くの人を魅了しているのだから当然といえば当然なのだが。クラシックといってもとても広いのだけど、私はたまたまモーツアルトの純粋な音楽に感動してしまう。当然人によって感じ方は違ってくるだろうけど。ある人はモーツアルトの音楽には無駄な音が一つもないと言っていた。なるほどそうなのかもしれない。天才の音楽は余人の入り込めない至高な香りがあるという人もいるけど、どうなんだろう。とにもかくにもこの日記もジュピターを聴きながら書いている次第である。