今日はゆっくり話そう

zardの曲の中で「今日はゆっくり話そう」というのがある。この曲、初めて聴いたときにあまりピンとこなかったのだけど、彼女のPVのダイジェストを集めたDVD「Le Portfolio 1991-2006」の中で改めて聴いてみて、とても魅力的な歌だなと感じた。またPVの中の彼女はとても穏やかな表情をしていて、疲れているときに見るととても癒されるのである。日々の緊張の中で、殺伐とした都会の砂漠の中で、疲れをいやしてくれるオアシスのような癒される時間を一緒に作っていこうよ。そんな感じだろうか。
またこのシングルのC/Wである「淡い雪がとけて」を聴くとなぜか涙がでそうになるぐらい切なくなる。この曲はライブのDVD「What a beautiful moment」のフォトグラフィーのバックソングで流れている。歌い方がとてももの悲しそうなのと、DVDの映像の最後に出てくる写真集の表紙の彼女のアップの写真が、とても前向きなようでそれでいて憂いがあるような、何かを暗示しているかのようでもあり、また彼女が現実に今いないということから、妙に胸が痛くなってくるのだ。不思議な無常感でもある。