沖縄の夏

沖縄の夏はまぶしいという表現がぴったりだ。日差しは想像を超えるほどに強く肌に痛い。8月も下旬に入るとさすがに秋の気配がといいたいところだが、ここ沖縄はまだまだ真夏である。日差しに映える木々の緑が目が痛くなるほど輝いてる。燃えるような強烈な緑。雲はどこまでも白く、空と海はどこまでも青く、せわしない日の光とともに自然が躍動している。沖縄に早2年。ここに生きていくとまだ決めかねている自分がいる。沖縄の気候風土は自分にとってせわしない騒々しさが連想され、なにか落ち着かない。自然、気候、文化、それぞれがとてもユニークでとてもよい味わいをかもし出してはいるのだけれど、自分が以前住んでいた横浜の町の雰囲気や空気、周りの色合いがとても自分にとって心地がよかっただけにその思い出から脱却できないでいる。人は思い出の中に安楽を見出すというが、まさにそんな逃避の心理が働いているのかもしれない。なぜ沖縄に来たんだろう?ここに来る意味があったんだろうか?沖縄の基地のそばで生活している。そこでの生活を通して自分にできることって何なのだろうかと考える日々である。