目で見る音楽

音楽を聴いていると光景が浮かんでくることがよくあるものだ。私はバッハのオルガン曲を始めて聴いたときにはドイツの森の風景が浮かんできた。ある光景と音楽はよく結びつくものだが、音楽の音そのものをアニメーション化した映像を今日YOUTUBEで見つけた。五線譜の音符を見て音楽を想像できる人は音楽を正式に勉強をしていない限り難しい。音楽を聴きながら音符を見ても、音楽をしっかり勉強していないとあまりピンとはこない。しかしこのアニメーションはひとつの音のひとつの横線に見立てて、音の高さと長さを横線の縦方向の位置と線幅に対応させて、線分の色をカラフルにして、音楽に合わせて色を変えていくのだ。和音などは複数の線が縦方向に並ぶのだが、音楽とその様がとても合っていて見るものを圧倒する。音楽のひとつの視覚化として非常におもしろい試みだろう。それにしても、威風堂々とした音楽は視覚化してもとても威風堂々としてるし、美しい音楽は目で見てもう美しいものだ。この符号点が実におもしろい。Music Animation Machineというらしい。バッハのトッカータとフーガニ短調は圧巻。ドビュッシーの月の光は優美にして美しい。必見だろう。