ゲゲゲの女房

今日は、毎日楽しみに視聴していたドラマが終わってしまった。実はNHKの朝の連続ドラマを最終回まで欠かさず見たのは初めてだ。このドラマの題材は自分にとって少なからず興味をそそるものだったし、ドラマの始まる前の番組宣伝も今までとは違うヒロイン像(内気で長身)を紹介していたのではじめからチェックをしてた。それでも、最初の一週間は見逃してしまい、ヒロインが大人になった週から見始めたのだった。実は、水木漫画はほとんど読んだことがない。しかし、ゲゲゲの鬼太郎(70年代版)のアニメファンだった。小学生の高学年のころ、再放送を何度も見たので、映像がはっきり残っている。あのオープニングもなんとも言えず、ユニークで一度聴いたら忘れられない。子供のころいろいろなアニメを見たが、あれほど印象深いアニメはそうなかっただろう。そんなところから、このドラマを毎日見ていたのだが、ドラマの方もなかなかよくできていて楽しめた。時代背景もあったのか、赤貧状態にあっても、どこか精神的ゆとりを持っていた水木先生。皮肉にもあの戦争という忌まわしい経験があのタフな精神を育てていったのだろうか。ゲゲゲの女房もとても魅力的だ。でしゃばらず、しっかりと家族支えて、家庭を守る理想的な主婦像がそこにはあった。古きよき時代を知れ。そんなメッセージを感じるドラマだった。