戦争の傷跡

沖縄に住んで早3年半の月日が過ぎた。ここには戦争の現実を再認識させる数多くの痕跡が残っている。慰霊碑と米軍基地、そしてガマ。米軍基地は沖縄の土地に戦後65年も居座り続け、相変わらず世界中で戦争を繰り返している。そして、この基地の島で繰り返される米兵の犯罪、トラブルも、その存在そのものに常に疑問を投げかけるのだ。どんな後付の理由をもっともらしくの述べても、戦争は犯罪以外の何ものでもない。大国の論理?を押し付けられ、日本政府は自国の信念、主張をいとも簡単に曲げてしまう。世界に誇れる平和憲法もなんの効力も持ち得ない。