子供のころ物分りのよかった子が大人になって成功しない

さんまさんの番組でその道の知識人にそれぞれの持論を披露させる番組を観た。その中である教育評論家(自分のことをママと呼んでいた)が言っていたことが肺腑に落ちた。衝撃だった。まるでひとつの啓示のようだったのだ。それは、優秀と呼ばれている学生、先生が期待する学生、いわゆる聞き分けのよい「よい子」はたいてい後年に潰れるというのだ。そういう子は自分を持っておらず、周りからの価値感を輸入しているに過ぎないという。自分を持っていない、本当にやりたい自分を持っていないということは、自分の目標をもっていないということ。外から与えられる目標(学生だったら受験戦争に勝つこと)のみで生きていると、その目標に自分の個性が合っていない場合、自滅するしかない。また受験戦争に勝って、高学歴を手に入れたとしても、社会人になってから自分をもっていないとちょっとした失敗にもグダグダになってしまう。実体験と重なってびっくりした。