盛り土と埋め立て地

家を建てるときに避けるべき土地として挙げられるのが、盛り土と埋立地である。「盛り土に家を建てるな」と教えてくれたのは大学の教授だった。盛り土は強度が弱く地震で崩れやすいというのが理由だったと記憶する。教授の話がとても面白かったので講義の内容はとてもよく覚えている。20歳そこそこガキだった自分にとっては、将来家を建てる上でのよきアドバイスとなった。まさに生活の知恵を授けてくれた名講義だった。また、埋立地に家を建てるべきではないと知ったのは社会人になってからであった。一緒に仕事を行っていた協力会社の人が教えてくれた。その人の父親が消防署の管理職で消防法についての本を書くぐらいの人であった。それで、埋立地地震液状化が起きるため、消防車が入れないのだということを知っていたのだ。しかし実際に家を建てるときに、土地が盛り土なのか、また埋立地なのか判断するのはどうしたらよいのか?業者に聞く、または自治体に聞くという方法があるが、一番確実なのは国土地理院から開発前の地形と今の地形を比較するのが確実なのだという。しかし、素人がどこまで調査できるのか、限界があるだろう。