宇宙白熱教室

NHK宇宙白熱教室を昨晩観たのだが、久しぶりの良質な番組だった。
すべてを数値化することで自然現象の本質を捉えるという、ことだったが、実に肺腑に落ちる内容だった。
新しい視点というか、新たらしい考え方に出会えたような感覚だ。

その数値化を行う過程がまたユニークというか、一般的に知られていないことだけに、観た後に得した気分になれた。
まず、物理現象での数値化で一番大事なことは、指数なのだそうだ。
宇宙とか原子とかの世界はとてもつなく大きい指数を扱うわけだから、「そうだよな」ととても納得してしまった次第。
10の指数どおしの計算は加減となり、計算も単純になるし、なるほどね。

それから、物理の世界で扱う量は時間(T)、質量(M)、距離(L)の3つで、この3次元世界がこの世界なのだが、
物理学者はこの次元を以下に減らしたかったのかということを話していた。
高速は時間と距離を統合し、相対性理論(E=mC**2)この3次元を統合してしまったわけだ。
3次元は独立して存在していなかったと。

テレビは不特定多数の人が視聴するわけで、NHKはそれを意識してとてもわかり易い題材を提供してくれる。
新たな視点を提供してくれたこの機会はとても貴重であり、非常に価値有るものだ。

さて、ここで一番言いたいことは、単に知識を得たということではなく、新たなものの見方を得たということなのである。

私は本を読むときに、新たなものの見方を得られることを期待している。

自分を疑え

なぜ日々の生活の中で物事はうまく進まないのだろう。
失敗、失敗の連続。まぁ、失敗といっても小さな失敗だから、あまり記憶に残らない。
よって、同じ失敗を繰り返してしまうのだ。
原因が自分の愚かな性格なのは明らかである。
失敗を繰り返すのは慎重さと配慮が足りないのだろう。
それでは、馬鹿(愚かな性格)は死ななきゃ治らないのだろうか?
今日、交通事故にあって頭を強く打った青年の性格が劇的に変わったということをやっていた。
多くの人を傷つけて来た乱暴な人間が事故後、記憶を失って、真面目な優しい人間になったという。
そういえば、以前逆のパターンもテレビでやっていた。脳に損傷を負った人間が、優しい性格から攻撃的になってしまったという。
脳への強い刺激が性格まで変えてしまうということか。
しかし、それを行うことで自分を変えることはリスクは大きいし、
自分の意思で自分の性格に変えて行きたい。自分の力で理想の自分に変わりたいものだ。

本当に反省をすればそれは可能であるが、本当に反省をすることは難しい。
自分自身を変える本当の、真の反省。
だが、強い意志さえあれば誰でもできることではないだろうか?

まず、はじめにそれを行うには『自分を疑え』ということだと思う。

自分を正しいと思う人間はたぶんそれができない。だから同じ失敗を繰り返すのだ。

うまくいかないのは自分が正しくないのだ。
客観的に観て、ある失敗は確かに自分に瑕疵がない場合もある。
それでも自分にとっての失敗はほぼ自分に原因があると思っていいだろう。

  • 追伸

面白いおやじギャグは場を和ませるよい良薬だと思う。
ある棋士のおやじギャグ解説を観て。

In The Flesh

そうか、君はショウを見に来たんだな
宇宙飛行士訓練生が体験するような、生ぬるい混乱したスリルを味わうために。
何かひっかかっているようだね、言ってごらん
君が期待していたものとは違うのかな
冷たい眼差しの裏に隠されたものを見い出したいなら
自分のやり方を投げ捨てて、その裏に隠されたものを見つけ出すのだ

Brain Damage

狂人は草原にいる
狂人は草原にいる
ゲームとヒナギクの鎖と笑いを思い出しながら
狂人達は小路に留まっている

狂人はホールにいる
狂人達は僕のホールにいる
新聞に載った顔写真が床に折れ曲がって放置されている
毎日、新聞配達の少年がその上に新聞を持ってくる
ダムが決壊して何年分もの水が一瞬のうちに流れてしまえば
丘の上に空間がないのなら
君もまた、暗い不吉な予感で自分の頭が爆発してしまうのなら

僕は月の裏側にいる君を見ることだろう

狂人は僕の頭の中にいる
狂人は僕の頭の中にいる

君はカミソリを手に持ち、僕が正気になるまで
僕を形づくっていく

君はドアの鍵を締めて、キーを捨てる
僕の頭の中には誰かいるけど、それは僕じゃない

雲が突然広がって、耳の中で雷鳴が鳴り響くなら
君が叫ぶだろうけど、誰も聞くものはいないだろう

君がいるバンドが不協和音を鳴らし始めるとき
僕は君を月の裏側でみることになる

Breathe

吸い込め、いっぱいの新鮮な空気を吸い込むのだ
恐れず注意深く生きるんだ
出発するのだ、しかし私とともに
周りをよく見渡して、自分の場所を選ぶんだ
君が長い人生を歩むために、そして高く飛ぶために

君がみせる笑顔も、君が流す涙も
君が触れるものも、君が見るものも
君のこれからの人生の全てなんだ

走れ、走るんだ、うさぎよ。
穴をほるんだ、太陽を忘れて
そしてついに掘り終わったら
休まず、次の穴を掘るんだ
君が長い人生を歩むために、そして高く飛ぶために

しかし、君が波に乗ることだけをすれば
大きな波でうまくバランスを取ることがだけをすれば
君は急いで死を迎えることになる

Wish You Were Here

pink floyd のアルバム「Wish You Were Here」の作品「Wish You Were Here」の歌詞を和訳しました。


天国と地獄、晴れやかな気持ちと精神的苦痛、君には違いがわかると思っていたよね。

緑鮮やかな野原と冷たい鉄のレール、笑顔とベールに隠された顔
君には区別が付くのかい?

本当に区別が着くと思っているのかい、
区別が付かなかったんだね。

それで、君のヒーローをゴーストに、木々茂る森を熱い灰に交換したのか

熱気を冷風に、効果のない慰めを変化に、交換したのか
戦場の一歩兵を、カゴの中の主役と交換したのか

本当に、本当に君にここにいて欲しかった

僕たちはまさに、2つの失われた魂だ。金魚鉢で泳ぐ魚のように、毎年、同じ見慣れたグランドを走り続けている。

何を見つけったっていうんだ?毎年、同じ恐怖、不安じゃないか。

本当に、君にいてほしかった

echoes

pink floyd のアルバム「Meddle(邦題:おせっかい)」のB面を占める作品「echoes」の歌詞を和訳しました。


頭上高く空の一角にとどまるあほう鳥
その真下の奥深くではサンゴの迷路で波が渦巻く
はるか遠くの潮からこだまするエコーは砂を通して揺らいでいる
すべては緑色に染まり、海の底

なに者も陸上にそれらを見せてはくれない
それがどこなのか、なぜなのか知る者もいない
何かが動き、何が試す
そして光に向かって登りはじめる

よそ者が町を通り過ぎるとき
偶然目と目が会って
僕は君で、僕が見たものは僕なんだ

手をとって君を連れて行く
陸を通って君を導く
そうしたら僕ができる最良なものを教えてくれ

進むように呼ぶ者はいない
視界を遮る者もいない
話す者も試す者もいない
太陽の周りを飛ぶ者もいない

晴れ渡る日が続いて不意に僕は目が覚めた
誘惑にかられ、思わず起き上がる
壁の窓を通して
日光の羽を羽ばたかせながら絶え間なく流れ来る
輝く何百もの朝の大使達

誰も僕に子守唄は歌わない
誰も僕の目を閉じさせはしない

そして僕は窓いっぱいを突き破って
空に向かって君を呼ぶのだ